きょうはわたくし銀条ジーナがバイク実技教習生活を送るうちに発見した、わたしのような「理解が遅いタイプの不器用さん」にオススメの実技教習の取り方をご紹介します(`・ω・´)✨
※この記事は「教官の説明を聞いてすぐ理解できる&実践できるタイプ」の器用さんは対象外です
この記事を読んでくれているあなたはきっと、わたしと同じ「不器用さん」でしょうか。
わたしのダメっぷりを紹介すると、
「教官の説明を聞いても(緊張とパニックで)まったく頭に入らない」
「言葉で聞いてもすぐにイメージ=理解できない」
「教官の言葉をいったん脳でイメージ化できないと理解できない、飲み込めない」
と、まるで不器用&理解が遅いタイプです。
もしここに書いたことがあなたにも当てはまる場合、おそらくバイクの教習に関わらず「視覚=目👀で見て理解するタイプ」なんだと思います。
わたしは常々「耳👂で理解するのが得意なタイプ」「目👀で見て理解するのが得意なタイプ」がいると思っています。
「目で見て理解するのが得意」ってどういうこと?
それは「言われたことを脳で映画のようにシミュレーションしてみて初めて理解できる」タイプのことです。
これをやらなきゃ理解できないタイプの人は、教官の話を聞いても瞬時に理解するのが難しくないですか?
なぜなら「教官の話を一度脳で映像に変換→その内容を順を追って理解する手順が必要」だからです。
例えば「スラロームのやり方」ですが、わたしは教官から「パイロンの手前でアクセル戻して、周ったらブレーキを…」なんて説明を聞いても全然頭に入ってこなくてちんぷんかんぷん。
教官が目の前で「ここアクセル戻す!」「ブレーキ踏む!」とその場その場の動作を声に出しながら、実際にスラロームを走って見せてくれるほうがまだわかりやすいのです💦
そうすると、脳内に”教官の動作手順のイメージ=動きのお手本”ができるので、自分で走る時のイメージ=(動作の手順)もつきやすいのではないかと思うんです。
この記事は、そんな視覚派不器用さんに向けてわたしの教習生活での気付きを書きました。
この記事で「自分はなぜこんなにできないんだろう」というあなたの心の負担が少しでも軽くなり、少しでもスムーズに教習をすすめることができたらとてもうれしいです😃
「ヘタクソだからこそ、たくさん乗りたい!」
「日にちがあくと忘れちゃう!だから同じ日でも乗れる時にたくさん乗っておきたい…」
その気持ち、わかります。
決して間違っていないとも思います。
実際わたしもそう思い、「1日2時間連続」で予約を入れていました。
しかし、その結果見つけた法則が、
「実技教習は、1日1時間までにしておいた方がいい」でした。
2時間予約が取れる日でも、あえて1時間にしておくことをオススメします。
その理由は…
【1】1時間の教習でも、自分でも気付かないぐらい体力と脳力を消耗している
自分ではそこまで疲れていないと思っていても、2時間目が始まるとすぐ思い知らされます。
1時間目よりバイクが重くなっていることを。
そう、疲れているんです。
特に私たちのような不器用さんは、自分が不器用なことは認識しているので「今日の教習ついていけるかな…」と終始強く緊張しっぱなし。
ライディングでは本当は上体はリラックスした方がいいんでしょうが、ぶっちゃけそんなことはわかってても実践できてないのが我々不器用さんですよね?
(少なくともわたしはそうです)
ということは、1時間目で少なくとも200キロあるバイクを動かし、 ガチガチに全身を緊張させまくっている状態で教習をこなした後に身体が疲れていないわけがないんですよね。
(通常時でも女性なので体力面では不利なのに)わたしはそんなことにも気づかず、教習所のシステムで2時間連続までは取れるんだからと教習をとっていました。
そしてある2時間目の教習中、教官にタンデムで教わりながら「あ、これもうダメだ。何を聞いてももう頭に入ってこないし体力がもたない…この2時間目の内容はもう捨てだ」ってなりました。
体も脳も疲れ切っていたんです。1時間目よりバイクも支えられなくて立ちゴケするし、転倒もするし。
しかもそんな時に限ってスラローム・8の字・一本橋の初めての説明を受けるという最悪のパターンorz
自分の限界や体力を知ることもバイクに乗るには大切なんだと思い知らされた出来事です。
【2】不器用さんこそ、1時間目に習ったことをゆっくり理解&復習する時間が必要
教習中に教官に言われたことをすべて思い出すのは1時間分でも大変なのに、それが一気に2時間分となったらまずムリです。1時間目に言われたことなど、ほとんど忘れてしまいます。
だからこそ、1日1時間教習でその内容をきっちり復習&イメトレして翌日にのぞむのがベスト!
これも身に沁みて思い知らされたことなのですが、やはり不器用タイプは前回の復習イメトレをしっかりやらないと、次の教習で何をどう改善すればいいのかわからずパニックになります。
ただでさえできないのに、事前準備を怠ると、それまでできたことすらなんっにもできずボロッボロになるんです。
わたしも連続教習で2時間目にスラロームと一本橋と8の字をいっぺんに説明されたのですが、心身ともにいっぱいいっぱいになっていたらしく、コースも操作手順の説明もなにひとつ頭に入ってこないし、終わった後も教官の指導内容をなにも覚えていませんでした。 (あの時の教官、ほんっとごめんなさい…)
おぼえているのはただひたすらにバイクが重かったことだけ。 もちろん教習内容もボロッボロです。
ボロッボロすぎて、エンジンかける時にエンストを繰り返すのは当たり前、停止してバイクとめるのにパニクってサイドスタンドがどこにあるのかわからなくなる。
教官についていけなくてコースアウト&そこから動けなくなり立ち往生、スラロームの入り口でコケて2段階の人たちの進路と教習を妨害。
優しいわたしの教習所の教官たちも呆れて「かける言葉がない」って感じでした。
自分がコケたり怪我をしたり補習になるのは全然いいんです。
入校する前から「自分ならそうなるだろうな」って覚悟してたんで。
でも人の教習を妨害してしまう&一生懸命教えてくれる教官に悲しい顔をされたのが精神的に1番キツかったです。 それも自分の事前準備不足のために。
いくら自分がお金を払って通っている生徒の立場であっても、できない自分のために何度も同じ説明をしてくれて、分かるように説明しようとしてくれる教官に悲しい顔をさせたくないですよね?
一生懸命努力してできないのはいっそ気持ちいいですが、自分の努力不足で自分を嫌いになったり後悔することほどキツイことはないと思うんです。
だからこそ、自分のタイプとできる範囲をキチンと把握して その中で最大限の努力をすることが大事なんだなって、やっとわたしも気がついたんです。
2時間連続教習で2時間分を最大限にこなして内容を吸収できるのは、器用な人・理解の早い人・原付きなどの経験のある人・優秀な人です。 ちょっと悔しいけど、わたしたちはそうじゃありませんよね?
だからこそ、じっくりいくしかないんです。でもじっくりいくからこそ、基礎をキチンと学べるような気もしてるんです。
最適な学び方は、自分でコントロールするしかありません。
教習中にわからなかったところは、かならず教官に確認するようにしましょう。
そして教習が終わったら、教習中に教官に言われたこと、自分の気づきはすぐにメモしましょう。
そのメモをもとにひとつずつ頭のなかに映像をイメージしてイメトレしましょう。
それでもたぶん、次の日もうまくできません。
でもそれをやっておくだけで、できるようになるまでの時間がほんのすこし早まる気がしています。
教官も「あ、この子ちゃんと復習はしてきたんだな。頭でイメージはできてるけど、動作としてまだできていないんだな」って気付いてるんじゃないかと思います。
何千何万と生徒さんたちを見てきた、バイク指導のプロですから。
一生懸命教えてくれる教官の努力をムダにしないためにも、わたしたち不器用さんは、適切な教習時間とその日のうちの復習イメトレを欠かさずに、免許取得のその日まで一緒にがんばりましょう😃!!
★そんな不器用さんに超おすすめのバイク免許取得マンガ!!★
女性漫画家の藤末さくら先生が、バイク免許を取るまでの道のりを描いたマンガです!
力のない不器用な女性が免許を取るまでの様子はまるで自分を見ているようで…
(それと藤末先生は身長150cmの小柄な方ので、同じぐらいの身長の方にも共感してもらえるマンガだと思います!)
仕事でしばらく通えない時期があって、
しばらくぶりに乗ってみると思った以上に乗れなかったり、
ときには教官と気まずくなってしまったり…
教習所で苦しんだ方ほど共感してもらえるところ満載で、時にホロッとせずにはいられない名作です。
わたしはこのマンガをバイブルに免許取得までがんばれました!
バイク友達や先輩が身近にいなくて1人でがんばっている方には特におすすめの一冊です!
▼バイク教習がうまくいかなくてしんどい方におすすめの一冊(*´ω`*)